師走です。
あっちを立てれば、こっちが立たない。
仕事ともろもろ、子どものケアとその周りの気配りに手続き、人間ドック、家庭の運営など、いっぺんにくるとしんどいなあ〜〜。
そう、家庭は運営するものです。
放っておいたらネグレクトだし、野菜は古くなるし、洗濯はたまるし、太るし、貧血だし(これは自分の運営か)。
ママは具合が悪いからお休み、だれかやってね、はありません。
倒れたら駆けつけてくれる身内がいない家庭は、親が倒れることもできない緊張感で、毎日を生きています。
その緊張感がわからない人に、気を使わなきゃいけないのが辛いです。
だけど、もっと大変な人はいる。
いかんいかん、軌道修正だ、と娘の用事を一つキャンセルして、年内に出す記事を減らそうと。
今回の記事は、たびたび足を運んでいる障害ある人たちが造るワイナリーの収穫祭ルポです。
取材で聞いたお話や人柄も素敵な、ワイナリー取締役の古澤巌さん。今年のバイオリン演奏も素晴らしかった。
ピアノの扇谷さんは、じっと見ていた娘にありがとね、と言ってくださり、音楽もバリアフリーでした。
写真もたくさん撮ったので、雰囲気をお楽しみ下さい。
記事から、一番伝えたい部分を引用します。
ー取材を通して、「障害の有無にかかわらず、喜びを持って働くことは大事」と知った。障害者が造ったから買ってほしいのではなく、商品そのもののクオリティを高める努力をしていることも。
ワインやブドウを担当しなくても、洗濯や料理など裏方を支える障害者がいる。「風に吹かれて座っているだけ」に見えて、害鳥を追い払っている人がいる。働けなくても「愛される」という役割がある。できる仕事を探し、できない場合も尊重され、安心していられる場所だー(なかのかおり)