2017年06月

小林麻央さんのニュースが続きましたね。同じ年頃の娘を持つ私も、衝撃でした。

仕事では、がんやホスピスケア、在宅医療、大事な人を亡くしたときのグリーフケアなどを取材してきました。

麻央さんが選んだ治療を受け、親族に恵まれていたと聞いても、その無念さは計り知れません。

ホスピス医の山崎章郎先生が話していました。亡くなった患者さんが合図してくれるときがあるって。

科学的なドクターが?と思うかもしれませんが、私もそういうことを理解できます。死について研究した精神科医キューブラー・ロスの言うように、魂はチョウになって自由に羽ばたくのでしょうね。

報道を敏感に受け、沈んでしまったり、不安になったりの人もいるかもしれません。

改めて、私が書いた乳がん関連の記事を紹介します。

最前線の現場にいる乳がん専門医のインタビュー

日経DUAL

昭和大ブレストセンター長の中村清吾先生に、最新のお話をしていただきました。

検診の現状は
マンモグラフィーとエコーはどちら?
なりやすい人は
新しい薬は
手術と再建の方法
相談や生活、心理サポート
ネット情報とは

こんな質問に答えてくれています。

患者さんの活動サポートにも熱心な先生です。

ハフポストでは、若年性乳がんフラチームについて書きました。


20〜30代でがんになると、結婚や出産、子育て、仕事という、生きていく悩みが絡み合ってきます。体験者が情報を発信しつつ、楽しむ場としてピンクリングというグループがあります。

そこから生まれたフラチームは、メンバーが生きる輝きにあふれた笑顔で踊っています。

記事で紹介したのは、シングルマザーで闘病中のふみさん。リンクの記事で、彼女の人生や思いに触れて下さい。

後編では、若年性ならではの課題、専門医からのエールを紹介しました。


今、つらい人に寄り添いたいというフラチームの先輩たち。フラを踊りながら泣いたメンバーが、笑顔で踊れるようになったというお話を聞き、涙でした。

今回、改めて紹介した記事で、健康や病気との向き合い方、病気になっても生きていく気持ち、日常の有り難さを伝えられたらと思っています。

ターミナルやグリーフのケアもこれから報道していきます。(なかのかおり)

先週は日帰り出張がありました。

移動時間だけで、8時間以上。

きついけど、出張に行ける環境は有難い。出会いもとても素敵でした。

ハフポストに連載している障害者のワイナリー記事。2回目は、ブドウ畑で働くお2人を紹介しました。

転職して天職に出会い、地元に根っこをはった2人です。

障害の有無にかかわらず、働く喜びがあるということがよくわかる物語。

ブドウ畑の四季を思うと、なぜか懐かしくなり、郷愁を感じます。

秋冬は、静か。新緑は力強く、お客さんも増えてにぎやかに。

ツイッターや、お仕事先で、私もココが好きです!との声を聞きました。

想像するに、働く人たちに愛されて、手入れされている場所だから、パワーがあるのだと思います。

連載3回目は、乳飲み子を抱え農業大で醸造を学んだ池上さん。学園を創設した川田さんの長女で、みんなのお母さん的な存在です。

スタッフの良さを引き出す心配りはさすが。醸造の現場と、働く人を大事にする哲学を紹介します。

次回からも、バラエティ豊かな働く人たちが登場します。週末のハフポストでチェックしてくださいね。(なかのかおり)

変わりやすい天気ですね。

5月病で倒れそうでしたが、やっと元気が出てきました。

先日は依存症の体験者で、ママで、サポート施設で働く容子さんのお話を紹介しました。

今回は、専門医インタビューです。


松本先生は、お話がわかりやすく、気さくなドクター。

自身も共働き。偉そうに言えないんですが、、と何度か言われました。

依存症は、薬物やアルコールで人生終わりみたいなイメージ。

有名人のニュースも絶えません。

でも、「晩酌しないと家事仕事ができない」とか、「イラっときてアマゾンポチり」とか、「甘いものがごはん代わり」とか、身近な女性から聞くんですよ。

私も、仕事と言い訳してスマホばかり見てる。

ドクターによると、たくさん依存先があり、「だよね〜〜」って言ってくれる人がいればいいそう。

「バァバは孫ばかりかわいがり、母親には厳しいから精神衛生上、距離をおくべき」とか、「パパママは1人の時間を交代で持つ」とか、「同性の友人は長く大事に」とか、現実的なアドバイスも刺さりました。

女性は結婚や仕事で人生が分かれ、付き合いが難しくなります。でも50代以降になると、吹っ切れてまた仲良くなれるかもしれないので、つながっていたほうがいいと。

私は生きづらさが依存症、自傷につながるメカニズムを、駆け出し記者のころから追ってきました。

自分も含め、弱さを知るのは大事ですね。

6月は世界摂食障害の日があり、若い人たちが体験を発信していました。

ドクターによると、依存症と摂食障害は多少、違うけれど、「良い子に生きて、傷ついて、結果の見える体重に振り回される」のは、やはり生きづらさからくる問題だそう。

生きづらい、と自覚できて、言えることが一歩。中年になると、ダメな自分も少しは開き直れるから、年の功もいいものです。(なかのかおり)



毎日があっというまに過ぎていきます。

今回は、芸術界のすごい方に取材させていただきました。

東京バレエ団・芸術監督の斎藤友佳理さん。

ダンサーとしての表現力は世界に知られています。本当に優しく、かわいらしい女性です。ほんわり見えますが、鋭く、賢く、人を引っ張る力があります。

10代からロシア留学を繰り返し、ロシア人のダンサーと結婚。出産、大けが、子育てと激動の人生を、日経DUALで連載中の「光を運ぶマザーたち」で書きました。

前編はこちら。


斎藤さんとはお久しぶりの再会でした。

10年以上前に取材させていただいたときは、大学院に通っていることを伺いました。

そのほか、チョコレートの特集記事では、公演前にひとかけ食べてパワー源にしているというエピソードをお話してもらいました。

それから月日が流れ、斎藤さんは大学院を5年かけて卒業。指導者になり、芸術監督として世界を飛び回っています。
取材の時、斎藤さん自ら踊りながら指導する場面を見せていただきました。その貴重な写真も掲載されています。

私の近況も質問され、高齢出産して会社を辞めた話をすると、「こうやって、人と出会って話を聞くのが好きなんでしょう」「子どもが小さいうちに会社を辞めてよかったね」と言われました。

少しの時間で、状況や思いをくみ取る感性の鋭さに、びっくり。ありがたいお話でした。

また、子どもの病気の多さ、キャリアチェンジのこと、息子さんとの関係もお話が尽きません。

大学院のエピソードもたくさん伺い、これだけ実績のある人が学び直す姿勢は、いろいろな分野の人にも刺激になると思いました。

息子さんは成人していて、大人同志の親友みたいな関係というのも素敵。

トップダンサーとして活躍し、子育てを経て、後輩を育てる仕事にチェンジ。キャリアチェンジの最中にある私も、これからどうしようというママにも、響く言葉の数々です。

斎藤さんが作品を届け、夢を与える仕事の一線にいるのには変わらないですね。たくさん、ヒントをいただいた再会でした。(なかのかおり)


栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリー。
長い間、気になりながらも足を運べませんでした。

20年以上前、仕事のため栃木に住んでいました。地元の友人が、ココのワインをプレゼントしてくれて、障害ある人たちが造っていると知りました。

時は流れ、昨年、初めてココへ。新酒を楽しむ11月の収穫祭に参加できました。

改めて取材をお願いし、ファーム内を見せてもらってお話を聞くと、働いている人たちがバラエティにとんでいてびっくり。

収穫祭でみんなを楽しませていた世界的なバイオリニスト・古澤巌さんは取締役だし、お若いスタッフも各地から飛び込んで来ている。

知的な障害のある働き手さんも、いろいろなスペシャリスト。ファーム内ですれ違うと挨拶してくれます。

「障害のあるなしは関係なく、才能を生かしそれが仕事になるって大事」

私が感じたこのメッセージを、連載を通してお伝えします。

ココで働く人たちに取材をお願いし、収穫祭の後から今年5月まで少しずつお話を聞きました。

1回目は、アメリカから飛び込んで、障害ある人とボディランゲージで仕事し、スタッフを盛り立てたブルースさんの物語。


今はココから飛び立ち、北海道にワイナリーを構え、家族で住んでいます。

北海道からココをバックアップしていて、足利に出張した機会に、お話を聞きました。

日本語が上手で、専門的な説明もわかりやすい。優しくて鋭い方でした。

ニューヨーク出身のシティボーイが、足利に住み着き、さらに北海道へ。

障害ある人の才能を見つけ、期待し、本気でやってもらう。

そんなココの基本を築いたブルースさんの行動力を知り、わくわくしてください。

これから週末を中心に、ハフポストでココの働き手や家族の思いを紹介します。(なかのかおり)

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