ジャーナリスト。早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員。「Reiメディアプロジェクト」代表。
新聞社に20年余り勤めて独立。主な取材テーマは、医療・福祉・労働。主な掲載媒体は「ハフポスト」「日経DUAL」「Yahoo!ニュース」「講談社・現代ビジネス」など。Forbes JAPAN official columnist

大きな企画を受け、土日も夜も頭がいっぱいになっていたら、娘が不機嫌に。ママ、パスコン(パソコン)していいよ〜って言うけどやっぱり嫌なのね。ごめんよ。

なかなか寝付かず、小さな瞳でジトーっと私を見ている。

わかるような年齢になったら、単純に「抱っこー」じゃない寂しさがあるみたい。朝、ひざにのせて聞き出すと、ママが仕事ばかりしていて寂しかったそう。

そうは言っても、独身の頃みたいに「出張、深夜3時の打ち合わせ、急な締め切りOK」なわけはなく…。

どうしたって「仕事のことだけ考える」みたいな生活にはならないのが、子持ちよ。ママがどこかに消えちゃうってこともないし。

運動会の万国旗を一緒に描き、洗濯し、保育園で頭を下げ、晩御飯メニューを決め、各方面に気をつかうのであった。

しかし会社に頭を下げるストレスがなくなった。会社員じゃないのは寂しさもあるけど。突然、解雇になったママの朗らかな話や、結婚を機に仕事をやめて趣味を楽しむ子の話を聞くと、のんびりの価値を知る。

さて子育てNPOサイトで書いたコラムの紹介、今回は産後の心についてです。

私は産後が2年以上、続いた実感があります。

2年て、長い。2年あったら、2人目を産む人もいる。個人によりますね。

高齢出産だったり、身内のヘルプがなかったり、職場が厳しかったりすると、産後の心身が回復する前に、さらにいろいろなミサイルが飛んでくる。

あとは授乳を2歳の誕生日までしていたから、体がきつかった。

【産後の心①ブルー、来たー!編】

最初は出産した病院で、号泣。何をしていても涙がこぼれる。夫は海外に単身赴任。1人で新生児を育てられるのか?カウンセラーにも会いました。

【産後の心②事件が起きた編】

そして事件が起きました。高齢、遠方の身内には頼れず、1人で育てるプレッシャー。産後はホルモンや疲れで体もガタガタ。相談だけでもと、行政の窓口に行ったらまさかの発言。

「大きい会社に勤めてるんだから何とかなるでしょ!みんな昼間は1人でやってるし。私だって大変なんだから」云々。

高齢初産ベビー連れ、身内の援助なし、産後ブルーで窓口に来た市民に対して。

過呼吸みたいになって、ベビー抱っこで病院に駆け込みました。

…正直、子育てに優しくない世間。独身女子もすごい働いていて大変。みんながあわただしく落ち着かない昨今、ベビーを抱えた新米ママを、どっぷり支えてくれるような人はいません。よほど余裕がある身内や親友がいたら別ですが。 

お金を払うシッターさんだって、合う人に出会えなければ逆に気を使うことになります。

産後に安心して助けてくれる人がいなかったというトラウマは、いまだにあります。

特に、助けてもらえるはずの場所での理不尽て、あるんです。

私がある意味、オープン過ぎたのかも。無防備で行ってはダメなのよね。

相談先は選ぶ。産後の「事件」で学んだので、気をつけようと思っています。

何とか娘と生き延びられたのは、ちょっとずつ交流できる人が、たくさんいたからです。 どっぷり付き合うと相手にとって重いから。

産後すぐは、おいしいものを持って遊びに来てもらうのがオススメ。

出かけられるようになったら、同じくらいの月齢の親子とお茶やランチ。

先輩ママに声をかけられて、習い事の親子クラスに入ったのも、支えだった。

そういう交流があったママたちも、今はそれぞれ仕事や家庭のいろいろがあり、2人目を産んだ人もいれば、仕事に生きる人も。

会う機会も少ないけど、ときどき近況を報告し合います。細いつながりでも、産後に支えてくれた人って特別です。(なかのかおり)

友人の第二子出産や、初めて妊娠の話を聞き、子育てNPOサイトに連載したコラムを紹介しています。

いま思えば、静かな時間だった妊娠後期。周りの人はいろいろ言うんですけどね。世話はできないけど赤ちゃん見せてとか、夫は何もしてくれなくて嫌いになるとか。

夫は海外に単身赴任していたので、自分だけの産前産後は緊張でした。早産がこわいし、重いものをどうやって運ぼう…。結果としては、元気に過ごせてつるんと生まれました。

しかし、産後のむくみはすごいし、おっぱいは痛いし、ベビーはずっと泣いてるし。

ビギナーママにとって、新生児のお世話は命がけ。体はボロボロ、寝ないで授乳に沐浴に、おむつに…。下からは出血するし、寒気もすごい。

【産後の体①ママはビギナー編】

人手がなかったので、助成も使って産後シッターさんを頼みました。食材を用意しておき、授乳ママの体にいいごはんを作ってもらって助かりました。シッターさん探しの旅は、いろいろあって、いまも続いています。

ベビー連れOKの産後ヨガには救われました。行く場所がない産後、ベビーと一緒に体を動かせるし、友達ができます。

娘の救急デビュー、1人で育てるプレッシャーや疲れで胃痛になるも、授乳ママは薬や検査は先送り。あとは親子で産後ケアセンターにも行ってみました。

【産後の体②ケアセンターへGO!編】

産後は、髪が抜けます。びっくりするママ、多いよね。娘連れで、ママの虫歯治療もしました。産前産後は、虫歯になりやすいそう。

夫の一時帰国で初の新幹線。家族イベントを入れすぎて疲れたことも。初めての子育ては、楽しいはずの行事もまじめに張り切っちゃいます。

何かあったらとこわくて、子どもの救命講習にも参加。

【産後の体③トライ&ふらふら編】

そして、育休明けまでの期間。初めて、母子で飛行機に乗るチャレンジ。海外にいた夫と、バンコクで集合でした。

久しぶりの飛行機、しかも有名人の「赤ちゃんの泣き声がうるさい」発言があったからドキドキした。

離乳食を始め、ママが激しい胃腸炎になり娘抱っこで救急外来へ。盛りだくさんでした。保育園のグッズ作りも急に来て、泣きながら刺しゅうし…。

【産後の体④復帰に向けて編】

その後、会社勤めと子育ての厳しさを体験すると、身内の手がなかった産後はまだ余力があったと思えます。

次回は、産後の心シリーズを。(なかのかおり)

産後ヨガで知り合った友人に最近、連絡したら、2人目を出産していました。

昨年のクリスマスに子どもたちの会を開いて、来てくれたときにおなかにいたぐらいかな。周りの人にとっては、あっというまの出来事。

4年もたつと、2人目を産んでいる友人も多いです。

彼女はバリバリの総合職で、産後も仕事を減らさず、夜中に持ち帰り仕事をしていると聞いていました。さすがに、2人目の妊娠と、子育てと、仕事は大変だったとメールがありました。彼女の場合は、両親が遠くないところにいて元気なので、ヘルプがあり、何とかなるんですね。

うれしかったのは、私が子育てNPOのサイトに書いたコラム「アラフォー初めてママのときどきドキドキジャーナル」を読み直したという報告。「4年ぶりで、新生児のお世話を忘れちゃっていて」ということでした。

他にも何人か、友人の初めて妊婦さんが、産前産後のコラムを読んでくれたそうで、そうやって役立ててもらえるのがうれしい!

もともと、無料で必要な情報を読んでもらえたらという思いで始めた連載でしたので。

何でも、初めてって大変なんですよね。いまだったらわかるあれこれも、初めての妊娠だと神経質になるし、つわりやおなかの重さもきついし。

産後はどうしていいかわからなくて、ベビーと一緒に泣いてしまったり。

コラムをここで改めて紹介します。

流産を経て妊娠したら、ひどいつわり!上司にいつ報告するか。異動もあって高年齢の妊婦は大変でした。

周囲の言葉にも一喜一憂。産前産後にされたことって、忘れられないんですよ。あのときああだったのに…いまそう言われてもね、みたいな。

産後のヘルプはどうしよう。妊娠中にやりたかったこと、どんなものを用意したかは情報編で。

【妊婦さんへ・つわり編】
http://www.shigoto-kosodate.net/essay/603/

【妊婦さんへ・安定期編】
http://www.shigoto-kosodate.net/essay/609/

【妊婦さんへ・まめ情報編】

産後シリーズは、次回。(なかのかおり)

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